お世話になっております!新井です。
今週はLibera久々のトレード無しという事で、初稼働が来週に持ち越しとなった方も多いと思います。
今週のトレード無しはどう考えてもやはりトランプ砲が原因かと思います。
5月6日(月)関税引き上げ発表
5月10日(金)関税引き上げ
という事で今週いっぱい相場が緊張状態でした。
関税引き上げとなった場合のリスクオフで米金利が低下しドル円は109.50円近辺での攻防。
ユーロも経済的観点からポジティブな要素がないので決して強い訳ではありませんが
ドル安によってユーロが支えられ下落ストップという状況になっています。
こうなってしまうともう全然テクニカルとか関係ない流れになってしまう訳で(苦笑)
チャートも見事にめちゃくちゃな為、Liberaもお休み状態。
FOMC後、綺麗に下がってきていた流れがツイート一発でこうも綺麗に断ち切れるとはさすがトランプ大統領ですね。
個人投資家の視点からするとあんまりこういう発言はしないで欲しい所です。
では実際のチャートを見てみましょう。
この一週間のチャートの動き

※まずここからお伝えする内容はあくまで僕個人の相場観で、必ずしも正解とは限りません。
あくまで新井個人の見解ですのでそのようにご理解お願いします。
一週間ほど揉み合った後、強い下降トレンドが発生(①)し、
1.13200あたりから1.11100あたりまで200pips下げる大相場になりました。
その後、下がり過ぎの調整と思われるリバ(②)で1.12400近辺まで戻すも、
FOMCでドル買戻しが起こり再び下落(③)。
このまま下降トレンド継続かと思われた④のポイントとなる5月3日、
関税引き上げツイート(トランプ砲)で大きく流れが変わる事になりました。
3日からの展開は簡単にまとめますと、
「関税引き上げになるとやっぱりドル安になるよな。。でも引き上げ中止だと安心感から一気にドル高になるかも。。
いや待てよ、引き上げ延期で無風の可能性もあるぞ。。」
という思惑が交差して案の定のレンジ相場が続きます。
ただ、中国もアメリカも折れられない局面である事が発表前に実はそこそこ知られており、
関税引き上げ決定はほぼ既定路線という感じだったんですね(微妙な上目線はその影響かも知れません)。
そして関税引き上げとなる10日、日本時間午前13時01分に思いっきり火柱(上昇)が立ったかというと、そうでもありませんでした。
こういう大きな発表の際に、予め結論が見えている場合、発表になる前に織り込みの動きが見られます。
それが最も分かりやすく確認出来るのが9日夜の⑤の動きかなと思います。
大きく上に跳ねそこから上昇がスタートして、実際に関税引き上げ確定時はさほど大きな動きもなく週末に突入、
今週の相場はクローズとなり現在に至るという状況ですね。
今後の展望
■本当に関税引き上げは実行されるのか?
■中国の報復措置
この2点を警戒した値動きになるかと思います。
通商協議の結論はおそらく出ないと思います、ずっと(笑)
出たとして結果が決裂であればリーマンショック並みのクラッシュになり得ますので、協議継続で今回も終了ではないかなと。
目安としてはドル円の109.5円を一度勢いよく下に抜ければそのまま走り108円台に入る可能性が高いとみています。
その場合、ドル安の影響でユーロドルは上昇する可能性が高く、下降トレンドの起点となった1.13150あたりを明確に上抜けすると大局の目線が上に切り替わるかと思います。
ただ、そこまで綺麗なシナリオにはならないんじゃないかなって思いますね。
ユーロ圏もユーロ圏でブレグジットとか抱えているので。
今後のLibera
今週トレード無しというのは、結論一つで相場がいつでも逆行しかねない状況だった事を考えると無難だったという感想です。
Liberaがファンダメンタルも考慮した動きをするという証明にもなったかなと思っています。
ユーザー視点になるとすごくつまらない一週間だったとは思いますが。。(笑)
この一週間、ガンガン動きまくってるEAは個人的には凄く怖いなっていう印象になっちゃいますね。
事実、僕もItsukiさんもこの一週間は裁量でもトレードしていませんし、
まさに「待つも相場」という格言を思い出させてくれる期間でした。
Liberaは危険な相場を回避してくれるEAです。それでも負ける時がある位、相場は怖い相手です。
EAがポジションを持つというアクションはユーザーの皆様の大切な資金の増減が関わる重要な判断ですので、かなりシビアに絞り込んでいます。
ですのでどうかLiberaをナマケモノと見限らないで頂けると嬉しいです(笑)
では!
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